ご挨拶

 「KYOTO版画2021閉会」

 

関西以西の版画芸術の活性化と新鋭版画家の育成を目的として掲げ、2000年4月に「版画京都展実行委員会」が43名の会員で設立されました。以来、中国をはじめとして、ブルガリア、タイ、アメリカ、ポーランド、英国、オーストラリア、カナダ、計8カ国との国際版画展が京都市美術館を拠点として開催されてきました。毎回2,000名から3,000名の入場者を数え、250点以上の版画作品が展示され、出品する委員会の会員数も100名を上回りました。これらの展覧会を通じて海外の現代版画を紹介すると同時に西日本の版画作家たちの作品を展示発表できたことは意義深いことだったと思います。

 

20年間非常に積極的に活動を続けてきた「版画京都展実行委員会」でありますが、結成段階から牽引されて来られた黒崎彰先生が昨年5月にお亡くなりになったこと、委員会も20年にわたりその役目を終えたと実感することを理由に2021年3月28日をもって閉会を決断するに至りました。

 

末筆ではございますが、この長きにわたって多大なご協力をいただきました賛助会員の皆さま、そして国際展開催のために協賛金をご提供いただきました皆さまに厚く御礼を申し上げます。

 

版画京都展実行委員会

委員長 武蔵篤彦

 

 

 

版画京都展実行委員会(KYOTO版画)の公式ホームページです。

This is the website of Kyoto Print Exhibition Executive Committee (KYOTO HANGA).